ミニトマトが赤くならない! その原因は!?

2025/08/05

トマト 家庭菜園

 


毎日暑いですね!

40℃を越える地域も見られ、本当に極暑です( ̄▽ ̄;)


しかし、これだけお日様を浴びているのにミニトマトが真っ赤にならないんです。



写真だと赤く見えるかもしれませんが、1か月前の完熟の真っ赤な色になっていません。

待てば赤くなるかとも思いましたが、一週間経っても色は変わらず……。

正直、食べてもイマイチです。


この原因はなんなんでしょう?


ミニトマトの赤はリコピンの色

実はミニトマトの赤色は、お日様と関係がないんです。


え? そうなの!?


ミニトマトの赤色はリコピンによるものです。

リコピンが生成され、赤い色素が蓄積されることでミニトマトは赤くなります。


日光は葉の光合成においては必要なものなので、お日様が必要ないわけではありません。

けれど実を赤くするのに直接の関係はないということですね。



ミニトマトの適温

ミニトマトは夏野菜です!

でも、実は日本の真夏は適温ではないんですよね(^▽^;)


ミニトマトの生育適温は25℃前後(20~30℃程度)です。

最近の猛暑なんて以ての外!

成長が止まってしまうんです。


最高気温だけでなく、最低気温も25℃を上回るようだと生育障害を起こします。

夜になっても活発なままとなり、

生育に必要なエネルギーを無駄に消耗してしまうためです。


真夏はそもそもミニトマトの生育には適さないということですね。



ミニトマトが赤くならないのは高温障害!

生育適温から外れると、リコピンの生成が抑制されてしまいます。

そうするとミニトマトの実は真っ赤にならず、赤みが薄くなってしまいます。

場合によってはまだらな着色になったりもします。


そう、

真夏にミニトマトが赤くならないのは高温障害

なんです!



高温障害への対策

正直、昨今の日本の暑さは異常です。

真夏のミニトマト栽培は諦めましょう……と言いたいところですが、


やだやだ! まだ実ってるのに―っ!!


という気持ちもあります。


日除け対策

家庭菜園で出来る範囲で言えば、一番は日除け対策になります。

すだれや遮光ネットなどで直射日光を避けましょう。



ただし、完全に日光が当たらないと光合成が出来ずに弱ってしまいます。

強い日差しを遮って、弱い太陽光を浴びせるイメージで日除けしましょう!


水やりの注意点

水不足も高温障害に繋がりますので、適切な水やりが大切です。

ただしょっちゅう水やりをして常に土が湿っている状態にすると、

今度は根腐れをしてしまいます。


水やりは朝と夕方の涼しい時間に行いましょう!

水分の蒸発を最小限にして、根に水を吸わせてやるようにしましょう。



また夕方に水やりをする際は周囲に打ち水などをして、

少しでも温度を下げてあげるのも効果的です。



他の高温障害

ミニトマトの高温障害は、他にもあるので簡単にご紹介します。


花落ち・受粉不良

そもそも受粉せずに花が落ちてしまい、実りにくくなります。



果実の肥大不良

実が大きくならないまま赤くなってしまいます。

また、実の変形なども起こります。



↑の写真は【めちゃなり!トゥインクル】です。

本来は真ん丸な実ですが、高温障害で細長くなっています。

プラム型の実がひょうたん型になったりと、色々な変形が起こります。


尻腐れ

尻腐れはカルシウムの不足で起こります。



じゃあ高温障害ではないかと言うと、実は関係があります。

高温によって水が蒸散してしまい、水分不足になると養分を吸収しにくくなります。


高温による水分不足が、カルシウムの欠乏につながってしまうのです。



自分はある程度諦めモード

色々綴りましたが、自分は日除けのスペースをつくるのが難しいため

水やりくらいしか気を配れません(´-∀-`;)


自分の住んでいる地域でも、今週は40℃近い日が続いています。

正直、対策は焼け石に水です。


高温障害、諦めよう……


日本の真夏はミニトマトにとっては過酷なものです。

収穫できたら御の字と思い、

ある程度は諦めた方が良いのかな……収穫できたらラッキーってことで(^▽^;)


真っ赤にならなくても料理に使ったりする分には問題ありません。

工夫次第で楽しみましょう!



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